若い頃、友人の影響で安藤忠雄さんの建物に感動したのが建築物に興味を持ったきっかけでした。
初期のもので超有名な「住吉の長屋」を見たときにシンプルでオシャレだなぁって。
そのころはコンクリートの打ちっ放しがとてもクールに見えてかっこいいなと思いました。。
必要最小限のスペース、生活するうえで不便なところもいっぱいあって、
住む人の覚悟みたいなのが必要な感じの建物です。
最初に「住吉の長屋」に興味を持ち、それから安藤さんの本なんかを見まくりました。
「光の教会」「六甲の集合住宅」「水の教会」「淡路夢舞台」etc・・
その後は黒川紀章、ル・コルビュジェ、磯崎新、丹下健三 etc・・・
小さなものから大きな建築物まで色々な方の建築にも興味をもったりと。。。
シニアになったら建築物を見る旅をしたいなって考えていました。
今まで、何件か見てきましたが、なんかわくわくするんですよね。
ちょっとクリエイティブな気分になったりします。
できたら、また少しずつ建築物旅行したいなって思っています。
色々と影響を受けながらですけど18年ほど前に一度、家を建てました。
今、考えるとデザイン性を重視しすぎて不便なところ、不具合なところがいっぱいでした。
建ててみた後、こうすれば良かったと後悔することがあまりにも沢山ありすぎて。。
偏った設計、将来の収入の見通し、すべてにおいて甘く考えすぎ大失敗してしまいました。
建てたころは、なんとなく人生、うまく歯車がまわっていたのです。
シニアになって感じるのは・・人生、どうなるかわかんないだなぁって。
順調に進む人もいるだろうし、思わぬ事態に遭遇する人もいるし、
仕事の問題、お金の問題、家族の問題、病気の問題、色々だと思います。
私の場合、残念だけど1年半ほど前に家を手放すことになってしまいました・・・
家は人生の中で一番大きな買い物となります。
住む場所、設計、支払金額、支払期間などかなり慎重に考えて決めなければ大きな後悔となります。
できるだけコンパクトに高年齢になっても快適に過ごせるよう設計、
せっかく建てるのですから好みのデザインで気分良く生活できたら◎。
将来の維持費もあまりプラスにならないような形が良いと思います。
必ず年老いていくので、その時に少しでも生活の負担にならないようにすることです。
収入もいつどのように変わるかわかりません、
建てるときには生活が順調でも病気、減収、失業、災害、介護等、すべてあり得ることです。
無理のない支払ができるよう住宅ローンを決める必要があります。
特に月々の支払い額が無理なものにならないようにしなければなりません。
ローンの期間は60歳から65歳の間に終わらないと厳しくなる可能性がでてきますよ。
あっと言う間に時間は過ぎていきます。心から実感してます。
老後なんてずっと先の事と考えてると気が付いたときにはシニアになってますよ。
65才からの年金だけでは生活も難しくなると考えられます。
貯蓄もできるだけ早い時に少しずつでも必ず続けることです。
もう、遅いと思ってもあきらめず必ず始めることです。
うまく、すべてクリアできて思い描く家が建てれて、楽しく生活できたら最高ですね!!
両親の介護も経験しましたが、2階への上り下りも出来なくなっていく姿を見ているので、
今は段差のない1フロア、一人でも、すべてできるくらいの平屋のコンパクトな
感じがいいかなと感じています。
中古のこじんまりとしたマンションとかもいいかな。
ミニマムなシンプルスタイルが実践できる住む人に優しいコンパクトで
シンプルでオシャレな家がほしいなぁ。。
もうシニアでチャンスなんて少ないけど・・笑
それでも考えるだけでも楽しくなれます・・・